2017年11月25日土曜日

Hygge ヒュゲを愛するくらしーデンマーク・デザインー

新宿駅西口から徒歩5分、東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館で開催中の
日本・デンマーク国交樹立150周年記念「デンマーク・デザイン」展に行ってきました。
             ※掲載画像は特別に許可を戴いて撮影、掲載しております。


この日は雨模様、慣れない場所で迷い徒歩5分のはずが20分ほどかかりました。皆さんも気を付けてください(^_^.)



展覧会は12月27日までです。クリスマスツリーが入ったフォトスポットもあります!
この日はデンマーク大使館の公使参事官さまの冒頭スピーチがあり、デンマークの人達は長い冬を暖かい部屋の中で居心地の良い椅子に座り、「Hygge(ヒュゲ)」を大切に過ごすそうです。この「ヒュゲ」、デンマーク語で居心地の良い空間や時間を意味する言葉で、最近欧米ではブームになっているらしいです。・・と、本日25日の午後9時からTBS系で、「ヒュゲ」をテーマにデンマークを特集した番組が放映されるそうで、楽しみです♪

シンプルなデザインの木工家具や照明と、野の草花をプリントした写実的な
テキスタイルデザインの対比がとても魅力的です。


会場入口では、有名なロイヤルコペンハーゲンの「ブルーフルテッド」「ブルーフラワー」シリーズがお出迎え。


          こちらのカップは、持ち手の部分が蝶々なのです。


 銀器類や食器類の展示も豊富で、工芸デザインがお好きな方も
今まであまり興味がなかった方も楽しめる雰囲気です。



沢山ありすぎて全部アップできませんが、インテリア全体を年代ごと、デザイナーごとにコーディネイトした展示コーナーが随所にあります。


 そして、最後の展示コーナーでは特別に「座れる」展示で、こちらのコーナーの向側は、ゴッホの「ひまわり」がどまん中に展示されていて、公使参事官さま曰く
「『居心地がよく、材質が良い椅子』を求めてデンマーク人は、頑張る。」のだそうで、その椅子に座りながら、「ひまわり」が鑑賞できます。
ミュージアムショップは書籍やお土産も充実しています。今回はクリスマスが近いこともあり、クリスマス向けのポストカードなども沢山あり、余りの可愛さに私もつい手が伸びてしまいました。





ちょうど夜のイルミネーションやクリスマスツリーの点灯も始まる頃、学芸員さんによるギャラリートーク、荻原健太郎氏(ジャーナリスト)の講演会(12月9日・要申し込み)もあります。詳細は下のリンクをクリックしてご覧くださいませ。


2017年11月23日(木・祝)~12月27日(水)
休 館 日 月曜日(ただし12月25日は開館)
会場 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
開館時間午前10時-午後6時、金曜日は午後7時まで(入館は閉館30分前まで)
観覧料 ■観覧料 ( )内は20名以上の団体料金および前売り料金
一 般:1,200円(1,000円) 大・高校生:800円(650円)※学生証ご提示
65歳以上:1,000円   ※年齢のわかる物をご提示ください
中学生以下:無料     ※生徒手帳をご提示ください
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を提示のご本人とその付添人1名は無料。被爆者健康手帳を提示の方はご本人のみ無料。


2017年11月10日金曜日

毎日新聞社チャリティー作品展 2017

 今年は毎日新聞社会事業団主催のチャリティー作品展、大阪と北九州地区へ作品提供させていただきました。(会場などへの詳細はリンクをご覧ください)

大阪
12月9日(土)~11日(月)毎日新聞ビル・オーバルホール
              (大阪市北区梅田3-4-5)
北九州地区

【北九州会場】
日 時:12月2日(土) 9時半~17時、3日(日)10時~16時
場 所:北九州市小倉北区紺屋町13-1 毎日西部会館5階大ホール及び中ホール

【山口会場】
日 時:12月9日(土)10時~18時、10日(日)10時~15時
場 所:山口市中市町3-3 山口井筒屋5階催場

【福岡会場】
日 時:12月16日(土)9時半~17時、17日(日)10時~15時
場 所:福岡市中央区天神1-1-1 アクロス福岡2階・交流ギャラリー

「筑紫茨(つくしいばら)と虹色トカゲ」

北九州会場の色紙作品は、九州特産の筑紫茨というノバラに日本トカゲの子どもとミツバチを描いてみました。トカゲは、尻尾が切れても生えてくる。ということから、子孫繁栄や忍耐強さの象徴とされています(といっても、2回目以降は尻尾の骨部分はなくなってしまうそうで、いたずらで尻尾を切ったりしないでくださいね・・)
担当者さまから「獲物(ミツバチ)を狙っているのでしょうか?」との言葉が添えられてあったのですが、そうではなく「みつばち」も、トカゲと同じく、西洋のほうでは幸運のシンボルとされている子達なのです。ミツバチには花の帽子を被せて四葉のクローバーも持たせたのですが・・・(笑)・・・手書きで感想まで書いていただき恐縮ですm(__)m
お嫁に行った先に幸せを沢山運んでくれるといいな・・・と思います。
大阪会場さまへは、菜の花をメインに春らしい作品にしてみました。
皆様のご来場をお待ち申し上げております。



2017年11月5日日曜日

アルジャーノンの花束

「アルジャーノンの花束」
(100㎝×100㎝)部分

ダニエル・キイスの小説「アルジャーノンに花束を」の最後の文章
「どーか、ついでがあったら裏庭のアルジャーノンのおはかに花束をそなえてやってください」をもとに、その後、どんなお花が供えられていたのか、アルジャーノン(実験用の白ネズミの名前)にはどんなお花が似合うのかな?と思いながら昨年の市川バラ園メゾン銀座店さんでの個展をきっかけに制作しています。主人公のチャーリーは、「野の花」を摘んで供えていたそうですが、小説の舞台はNY?・・チャーリーが去ったあとにお花を供えてくれそうなのは、キニアン先生・・?彼女だったら、大学(研究所)の庭でその辺の野草を採って・・・ではなく、フローリストで花束を作ってもらってお供えしそうです。実験用のハツカネズミだったアルジャーノンには、野の草すら縁がなく、小さな虫を追いかけて遊ぶこともなかったと思います。 あるTV番組の中で山中伸弥教授の机の上に小さいガラスのネズミさん達がいました!?先生曰く「ねずみさん」、「これもねずみさん」「幸運のねずみさん・・」。日々実験の犠牲になってくれるネズミたちにこんな風な気持ちを抱いている研究者の方たちもいるのだと、日常生活の中でどれだけの命のお世話になっているのだろう・・・とあらためて思います。都会ならではの環境に暮らす小さな命たちに、自然豊かな静岡の三島から銀座に運ばれる市川バラ園さんの薔薇の中で遊んでもらいたい。命を瞬間に断ち切られる故に生まれる美しさを表現するのは、とても難しいかもしれませんが・・・


 「アルジャーノンの花束」
(22.7㎝×22.7㎝ 絹本彩色)


下記の日程、会場にて、多摩美術大学日本画科教授・米谷清和先生の退官記念展に併せて、先生はじめ、アートスペース羅針盤様のご厚意にて、教え子たち240名余りの小品も展示戴けることになりました。
米谷先生、関係者の皆様には深く御礼申し上げます。詳細はHPにてご覧くださいませ。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

「米谷清和展ーDay by Day-」
2017年11月15日(水)~30日(木)

10時~18時(入館17時半まで)火曜日休館 入場無料
多摩美術大学美術館 
京王相模線 小田急多摩線 多摩モノレール 多摩センター駅徒歩7分
(小品展も併設)

「米ちゃん ありがとう。」
2017年12月4日(月)~9日(土)11時~19時
(最終日17時迄)
アートスペース羅針盤 東京メトロ銀座線京橋駅より徒歩2分