2018年4月15日日曜日

三年ぶりの滝桜ーTakizakura in Miharu town, Fukushima prefecture-

 今年は、三年ぶりに三春町(福島県)の桜写生に行ってきました。
2011年3.11から毎年、今回で6度目の三春の春は、満開を迎えた滝桜と、八重紅枝垂れ、福聚寺さんの枝垂れに、桃・・と、徒歩で回れる小さな町で沢山の桜と野の花に出会えました。
福聚寺さん境内で、偶然にもご住職の玄侑宗久師とお会いでき、ほんの少しお話をさせていただきました。思い返せば、2011年の春にラジオで「今年も滝桜はいつもと変わらず咲いているのに、お客様がとても少ない」という意味の事を玄侑さんが云っていらしたのがきっかけで、福島に伺うようになり、東北への片思いが始まったわけですが、
「片思い」というのは、見返りがない分続かせるのは難しい・・・とは思いませんか?





・・で、さすがにお久しぶりの滝桜。となったのですが、初心に帰る。というか、
あの時、一生懸命に滝桜号を臨時運転されていた女性の運転手さんはどうされているだろう。とか、写生中に話しかけてきた、避難者の御爺さんは・・?と思い出されました。
今度は桜の季節以外にも三春に伺ってみようと思っています。

 三春町は伊達政宗公の正室だった愛姫(めごひめ)さまの出身地、今年は生誕450周年ということで、特設サイトがありました。→http://miharu-megohime.com/about/
以前にも三春歴史資料館で、愛姫さま特集展示があり、その時に初めて(ドラマとはかなり違い・・)正室としての役割を果たすために夫である政宗公とは殆ど生活を共に出来なかったことを知りました。置かれた立場で否応なく、その役目を果たそうとする生き方には、御姫様としてプロフェッショナル!?と感服・・・デザインされたキャラクターの可愛さとも相まって、三春の桜に「愛姫」という新たなイメージが重なりました。